乃璃佳の顔を見て微笑んだ。



「それか、あんたのそのクソブサイクで、見てたら気持ち悪くなるような面をもう二度と私に見せないとか?いいじゃん。あんたも私の顔見なくて済むんだし。あー、あと・・・」



私は席を立あち、机に座って乃璃佳の耳に自分の口元を寄せて言った。



「あんたみたいな根性腐りきったやつを高崎先輩は好きになってくれるかなぁ?」



そう言い放つと、ニヤリと笑い屋上へと向かった。


私は知ってる。乃璃佳が2年の高橋っていう人を好きってこと。本人は隠しているつもりだろうけど、全く隠せれていない。
むしろ、バレバレ。




キーンコーンカーンコーン
      キーンコーンカーンコーン