おぉぉ。やっぱりキレイな場所。

でも私ここで何するんだろう?



「よっ!」



・・・は?

幻聴?幻覚?


うん。そうに違いない。


だって、だって、こんなところにヤンキーなんているわけないじゃん!
こんなお城にヤンキーなんて不釣合。

そう。
だからこれは幻覚。



「おい。お前シカトか?いい度胸してんじゃん。」



そう言ってヤンキーは私の肩に手を置いた。

おぉ。これは幻覚じゃない。本物だ。





「メイドさーん。ここに侵入者いるんですけど・・・。どーします?」