「きれー。」
そこには、朝の時とはうってかわって雲一つない青空が広がっていた。
私は小さい頃から空を眺めるのが大好きで、辛い時とか、嬉しい時とか、なにかしら空を眺め
ていると、心の中が空になって、軽くなった気がするんだ。
まぁ、あくまで気がするだけだけど。
でも、私にとっては、唯一の幸せな時間だった。
そして私は、入口の方へと歩いて行った。
そこで、入口の横の階段を上り、この学校で一番高い所へとついた。
ここは、私のお気に入りの場所なんだ。
でも、ここは私以外にも色々な人が利用するからあんまり来たりはしないんだけど、今日は特別。
そんな事気にしない。