その人達を睨み付けながら教室に入る。

自分の席につくと、相変わらずの落書きっぷり。


こんな事毎日してて飽きないのだろうか?

消すのも面倒になってきたから今日は消さないでおこう。




トントントン




あの足音が聞こえてくる。

そして、今まで賑やかだった教室が一気に静かになる。


うちの目の前に立ったのはうちの学校でも断トツに可愛いと人気がある堺 乃璃佳 (さかい のりか)だ。

口角を不気味にあげると、



「南さん、いい加減・・・」



ドンッ


うちの机をおもいっきり叩いた。

絶対痛いよアレ。

心の中でそう思いながら、