やっちゃった。 どうしよ~…。 しかも初めにバレたのが男とは… ここはまず親友とか友達じゃないの? 「絶対言わないでよ?」 『言わねぇし。 言う人なんかいないし』 光舞は鈴空を見ながら呟いた。 まるで馬鹿馬鹿しそうな目して。 光舞は友情とかどうでもよさそうだし。 『ねぇ、その小説読んだ?』 「え?」 光舞は人差し指で私の読んでいる小説を指した。 この小説?