目をうっすら開けた。


嘘、ウソ、うそ…


でしょう──?


唇と唇が重なり合っていた。


き、キス…してる。



《パンッ》



私は光舞の頬を思い切り叩いた。



「最低…大っ嫌い」



気づけば私は教室を出て、走っていた。


走り、走り、たどり着いた先は屋上だ。