うまくやってるのかな?



『ばーか』


「んなっ!」



光舞は私に近づき、髪を撫でた。


優しく、ゆっくりと…



『お前、頑張ったら絶対上手くなるのに…』



光舞は私を見るなり、立ち去ろうとした。


絶対上手くなる?


私にも、サッカーできるかな?



「待って!」



私は後ろを向いた光舞の手首を掴んだ。