暗証番号なんて、知るわけないじゃん!!


だからすんなりOKしたのか?



『あっ、貸して?』



私はあきらめた末、光舞に携帯を返した。


すると光舞が携帯を開け、暗証番号を入力した。


私はかかさず光舞の指の動きをみた。



「3697?」


『そう、3697。
珠蘭と俺の誕生日…』