花火も残すは、線香花火だけになった。 私が花火の中で、一番好きな線香花火。 小さな輝きが綺麗だし☆ 「ねぇ! 線香花火、どっちが長く続くか勝負しよ?」 線香花火を袋から取り出した光舞。 『いいけど?』 2人線香花火を持ち、同時に火をつけた。 向かい、点火部分を真剣に見つめる─── 「『あっ!!」』