光舞のやつ───…。 「…」 『俺たちも帰ろうぜ?』 背中をおされ私達は歩き出した。 熱い日差しが差し込む中、ゆっくりゆっくり歩いていく。 『な、今日の俺は一段とカッコ良かっただろ?』 鈴空は笑って質問してきた。 確かにカッコ良かった。 「うん…」 『どうした?』 「…ちょっと聞いてくれる?」 もう今しかない。 後家まで一本道だ。 降られたら走ればいい。 そう思った。 「鈴空が好き…」