『勝った…』


『光舞勝ったぜ♪』



鈴空は俺に飛び掛かってきた。


今の気持ちが嘘みたいに思えた。


ここまで頑張れたのは、きっと珠蘭のおかげだ。



『光舞、お前には負けた…
悪かったな…』



仁は泣いたのか目が腫れていた。


こいつでも泣いたりするんだな?


でも、泣かない人なんて、いないよな…。



『いいよ』


『次は試合じゃなく、また違う所で会いたいな』


『あぁ』



互いに握手をし、別れた。



─光舞side E N D─