「う~ん美味しい」


「嬉しそうだな」


「はい」


「一口」


またですか。


「そんな顔すんな」

そんな顔ってどんな顔よ。


「志織」


「は~い」


スプーンに掬い恭介さんに


「美味しいでしょう?」


「あぁ」


ゆっくりとお茶をして


「これからどうする?」


「もう3時ですね。新幹線は5時ですからどうしましょう?あまり遠くへは行けないですね」


「だな。この近くなら」


お店の人にこの近くでいい所はないかと聞いて…等持院か龍安寺なら近いと教えてもらい


「じゃあ同じ足利家縁の等持院にするか」


「はい」


タクシーで等持院に行き


此処は金閣寺と違い落ち着いた雰囲気だ。


お寺とお庭を拝観して


京都駅に向かった。