ソムリエさんにワインを注いでもらい


「じ、じゃあ、改めまして恭介さん お誕生日おめでとうございます。乾杯」


「乾杯。ありがとな」


一口飲んで


「美味しい」


「ん。いいワインだ」


私の好きなロゼワインを選んでくれた。

お食事も綺麗で美味しい。

メインのステーキも、柔らかくて…幸せだわ。


「ほんとに嬉しそうに食うな」


「だって…お料理が美味しいのは当たり前ですけど、恭介さんと一緒に食べてるんですよ。余計に美味しさ倍増じゃないですか」


「……」


うん?


あら、恭介さんが少し赤いような…


「お前は、よくそんな事がさらっと云えるな」


「えっ?」


そんな事って?