「……それ、俺のこと誘ってんの?」
「ち、違っ……」
俺達の横を通り過ぎる人、すべてが振り返る。
でも、気にしない。
「…このあと、夜景の綺麗なホテルでもどうですか?」
腕の中で暴れる梨華をさらに強く抱きしめる。
「…ゆうの馬鹿っ///」
大人しくなったってことはOKと解釈して良いんだろ?
…つーか、これ以上梨華をここに居させたくねーし。
「じゃあ、もう出ようぜ。」
普段、余り肌を見せない梨華の水着姿なんて、他の奴には見せられない。
「じゃあって何!?じゃあって!」
俺の胸をバンバン叩く梨華の腕を掴む。
「…口答えすんなって」