「……本当は誰にも触らせたくねぇのに」 「え…」 俺より、20センチも低い梨華を見下ろす。 そして、健とかいう男が触れた腕を掴む。 …この歳になって嫉妬とか格好悪い。 でも、抑えられない、止まらない。 「…お前に触れて良いのは、俺だけじゃねぇのかよ。」 「裕二……」 水気を帯びた肌が重なる。 「…俺以外、見るな。」 マジで子供みてぇ。