俺の頭に当たったと思われるボールがプカプカと目の前の水に浮かぶ。






「大丈夫でしたあ?」


「え…まあ。」







振り返った先には女2人がニコニコしながら立っていた。







「あ、超カッコイイ!」


「あのー?1人ですか?だったら私達と一緒に遊びません?」









なんだ、こいつら。





「…連れいるんで。」








ボールを渡し、彼女達に背を向けようとする。







「そんなこと言わないでえ、せっかく知り合ったんだから!」







背を向ける俺の腕を無理やり掴む女。








マジ、イラつく。







「いいかげんにし…」