<<テストが終わったら
めーるするから
そしたら待ち合わせしよ!>>

今朝ごっさんから来ためーる。


そう、今日は中間考査。

でも私はごっさんのことで
いっぱいいっぱいで勉強なんて
もちろんしていない。



振られることしか考えていなくて
ろくにテストは解けずに
すぐ放課になった。

ごっさんとは高校がちがうが
私の高校からごっさん家は
近いらしく、私の高校の前で
待ち合わせとなった。


(緊張しすぎて
お腹痛くなってきた……)

けーたいをいじっていても
音楽を聴いていても
何をしていても落ち着かず
ドキドキしすぎて
心臓が破裂しそうだ。


「遅れてごめん。お待たせ。」

その声に顔をあげた。

ごっさんがいた。

(やっぱりかっこいいな〜)
そんな考えは頭を巡るが
緊張で上手く息が吸えない。
言葉が出ない。


「こないだの返事なんだけど…」