その日の夜…
私は後藤にめーる
することにした。
<<こんばんは!
同じ塾だった石川優里です。
私のことわかるかな?
よろしくね。>>
めーるを送信すると
すぐに返ってきた。
<<なんとなくわかるよ。
よろしくね。>>
(なんとなく…かよ!)
後藤とのめーるは
話したことない人とは
思えないくらい会話が弾んだ。
そして毎日めーるするようになり
ごっさん と呼ぶようになった。
毎日毎日めーるするのが
楽しくて
時々電話するようにもなった。
めーるをしているうちに
私はごっさんのことが
気になってきていて
めーるの返信が遅いと
不安になったり
優しい言葉をかけられると
きゅんてなったり…
気がついたら
ごっさんのことを
好きになっていた………