いよいよ借り物競争



ドンっ







その音から始まった







「借り物は…」







<部活の先輩>





「…宮地先輩は」




あっ!いない




ったく、居てほしい時にいないんだから










でも僕はあるところに向かって歩いていた












「…何でいるんですか」





「何か呼ばれた気がしたから〜


私、必要でしょ?」




そう言って水沢先輩は笑っていた