「…あ、そろそろ美央が帰ってくるな」





そう言って宮地先輩はアルバムを片付けた










「…何してたの?」







しばらくして水沢先輩が帰ってきた








「別にー?なー、隆二」



「はい、何もないですよ?」






そう言うと水沢先輩はちょっと疑っていたけど




すぐに残りのフルーツポンチを食べ始めた




するといきなり宮地先輩が叫んだ







「忘れてた!



はい、二人とも手を出して」








「え?」





隣を見ると水沢先輩は静かに手を出していた









だから俺も手を出した













「はい!メリークリスマス!」








出した手に乗せられたのは











「…これ」








新しいスパイクだった