「…待てよ!隆二」



「もう遅いですよ、宮地先輩」







振り返ると宮地先輩が立っていた











「いや、訂正しようと思って…




お前は写真部をやめるんじゃない



"仮"退部だ」






「…仮?退部?」









そう言うと宮地先輩は俺の頭を撫でた












「またいつでも戻ってきていいんだからな」











「…ありがとうございます」












俺だって写真部を辞めたくない






でも…












「…よしっ!」












俺は今日をもって写真部を"仮"退部します