2人だけでいいとはいったが

話すことなく

沈黙が続く。


「…あの、保健室行きましょうか?」

後輩君に言われ

ちょっと遠くにある保健室へ

ゆっくりと歩き出す。



「あの、先輩…」

「あ、へ?」

変な声を出してしまい

後輩君が少しビックリしている。

「…えぇっと、あの3-Aですよね?」

「え、ぇぇ!?何で知ってるの!?」

「いや、いつもおれらが体育の時

 校庭みてません?」

-----!

ビックリして一瞬止まってしまった。


気づかれてたのかぁぁ…!

恥ずかし…


「それで…」