思わず口から「あ、」という言葉がでてきた。


その言葉に反応したのかその男の子も


足首にやっていた目をあたしへと向けた。


「あ!」


何故かその男の子にも「あ!」と言われ

びびった。

なんてったってこの子

あの校庭の後輩君だっらのだから。


ぼけぇ…っと痛みも忘れて

その顔を観ていた。


遠くから観てても思ったけど

やっぱり綺麗な顔だちをしている。


「理恵ぇ!大丈夫!?」

彩が心配そうに倒れているあたしを

起こしてくれた。