「よし、ここを下りたら着くぞ…理恵」

「そうだね…彩」

白い柱の近くの階段を

一歩、また一歩とおり

最後の段までたどりついた。

そのまがった角に理科室がある。


はやく涼みたい。

と、少し角を曲がるのを急いだ。


したら、何かが目の前にいて

そのままとまることなく突っ込んだ----…。




「ッ…いた…い」

その場にお尻を強打し手首を

ぐぎっていった。

「つってぇぇぇぇ…」

そしてそれと同じらい痛そうに

ぶつかった子が足首を押えてる。


そのシルエット?いや、顔に

見覚えがあった。