その言葉が胸に突っかかる。

グサッて。

「あー、かもね。」

「いいな~彼氏~」

「彩には姫路君がいるじゃん」

「登也はただの幼なじみだっつーーーの!」

“ただの”ねぇ…

まだムシムシとした日が続く。


次の授業を告げるチャイムが鳴った。

火曜日日課の3時間目。

体育の授業は2-C

やっぱり目で追ってしまう癖は取れない。


リフティングをなんなくこなす

相太君は明らかこの間とは違う

カッコ良さに包まれていた。


あんなにスポーツできて顔も良ければ
モテルよなぁ…


ノートを取り終えた後また
校庭をみてみた。


--------ッ

ただ何気なくみただけなのに

完全に、校庭にいる相太君と

目が…目が合っちゃったよ…っ。