相太君とはあれから会うこともなく
今まで通り普通の生活を送っている
今日この頃。
「理恵ー」
「ん、何?」
「あれ、この間の子じゃない?」
彩が指さす方向をみた。
校庭でサッカーボールを片づけている所だった。
「ホントだっ」
「あ、あの子の後ろ!」
「ん?」
その後ろにはタイムウォッチを首にかけて
心配そうに相太君の後を追っている
美人な女の子がいた。いかにも清楚系女子って感じの。
「可愛い子~彼女かなあ?ねぇ、理恵!
って理恵?」
「…彼女?」
「違うかなぁ?何か、美男・美女って
感じだね!」