「え、ぇぇ!?なんで知ってるの!?」

おっきな目が余計に大きくなった。

「いや、いつもおれらが体育の時

 校庭みてません?」


隣を歩いていた先輩が一瞬止まった。


何だか、いじるのが楽しくなってきた。

一応先輩だけど先輩っぽくないし。

俺七海の前以外ではSだし。




「それで…」

先輩は何を言われると思ったのか

マンガだったら顔に縦線が入ったかのように

やばそうな顔をしている。


「それで、俺の事みてません?」

まあ、それはわかってるんだけど。

あえて聞いてみる。