「…わ、わりいな」

「ショックー…」

楓夏がわからねぇ…
でも、楓夏の優しさを一番知ってるのは俺。





やっぱり楓夏が幼なじみで良かった。

「じゃあな、康」

「え!?おいおい…」

ツーツーツー

強制終了し、携帯をポケットに突っ込んでいそいで二階に上がった。


まだ11時にもならねぇしちょっと出かけるか。


そう思い慌てて着替え開けっぱなしの窓をしめようとした時丁度お隣のカーテンがあいた。


「「あ…」」


微妙な空気と楓夏の苦笑で言葉が詰まる。

「何してんのさ」

「そっちこそ。私は今からコロの散歩にでもいこうかな~ってね」

「お、じゃあ俺もついてくわ」