「じゃあ、一緒に行くよな?」

半ば強制という目をしながら言いよってきた。

…せこいし。

「はい。って言わなきゃどうせまたくんだろ」

「その通り!」

強引に決定したわけで…




夏祭り。

誰だか知らないけどあんな告白事聞いて黙ってられない。

「…っ」

「う~んってか、男子4人女子3人じゃバランス悪いなぁー。

 他に女子、他に女子…あっ!」

「?」

「七海呼ばなきゃなぁ☆」

康はまだ別れた事しらないから仕方ないけどこのままだと呼ばれる。

断るわけにはいかないし…

「それ、あたしでもいい?」

「ふ、ふうちゃん‼」

女子の目がキラキラした。

「楓夏…っ」

「あたしでもいい?康」

「おぉ~全然いいし!なっなっ!」

男女全員が納得と言わんばかりに首をコクコクと縦に振っている。


楓夏は女子にも人気だし男子ウケもまぁいい方。