相太君と話すことなく1週間が過ぎた。


3日後には夏休み。


今日あたりから1学期最後の授業が始まる。


「花沢っ」

後ろから背中をツンツンとやられた。

「どうしたの?」

振り向くと青色の瞳に直視された。

熱い…


あれからというもの変に木内君を意識してしまう。


「後で話しあるんだけどいい?」

「うん…わかった」

すぐに前を向く。

後ろを向いていると夏の暑さと木内君の目線に倒れてしまいそうだ。



シャーペンをカチカチやりながら外に目をやった。



あんまり外に目をやらないようにしていたのに

どうしてもみてしまう。


そうしてあのいじわるな目と目が合い直ぐにそらす。