「それで、俺の事みてません?」




血の気がサァァァってひいた気がする。


ばれてる…

いろいろとばれてる…

どうしてか私は

こんがらがってしまいとっさに


「な、見てるわけないから!」

嘘をついてみた…


「いや…嘘です」


後輩君はぐいぐいと攻めてくる。


バレバレかな…


「嘘じゃないから!ただいい天気だなぁって

 思ってただけだし!」

口から次から次へと嘘が出てくる。


「俺知ってますよ?」


「な、何をよ…」

少し警戒しながらも聞き返す。