学校生活が始まった。
休み時間でザワザワしてる教室。
私は、いつも一人だった。
たまには、明美と廊下で喋ったりもあったけど、明美は友達の有美がいるから、一緒いることも少なくなった。
そんなある日、髪の長いおとなしそうな女の子が話しかけきた。
「ぁ……あたし、千夏。仲良くしてねッ!」
私は、驚いた様子で『ぅ、ぅん!ょろしく…』と言った。
千夏もおとなしい性格だから、誰に自分から声をかけることもできず、ずっと一人でいたらしい。
"私も一人でいたから、声かけてきたのかな…?!"
"でも、友達のいなかった私にとっては嬉しいし、まっ、いっか!"