クラス表の前にもたくさんの人で賑わっていた。
背が低いアタシは背伸びをしても前が見えなかったので、大介に見てきてもらうことにした。
待っている間
アタシはイケメン探しをしていた。
あ、アノコは、顔が超ちっちゃい!
とか、
アノコは目がすごく大きい。
とか、
アノコはすごく鼻筋がきれい♪
とか…
まぁ、中にはニキビだったり目が細かったりだとか、色々いたんだけどね(笑)。
二分ぐらいして大介が、こっちに戻ってきた。
「大介、ありがと。アタシ何組だった?」
「A組だよ。俺も同じクラスみたい。」
「まじで!?ヤッター!」
よかった。
同じクラスに友達がいて。
これで、一年間ひとりぼっちは免れたな。
と思い、アタシはすこし安心した。
「じゃ、教室行こっか!」
アタシたちはA組へとむかった。