パタン
ドアが閉まり、一人屋上に取り残された私
「似合わない…か。ハハハ…そうだよね。
 私なんか、ムリに決まってんじゃん」
一人屋上で泣いた。
「すーぎやまっ!大丈夫か?」
へっ!?後ろを振り返ってみてみると、
「…紗川くん。何でここにいるの?」
その質問には、答えずに、私の隣に紗川くんは座った。
「あんたみたいな人に、麻斗は似合いませ んから…か。」
「…へっ!?聞いてたの?」
「うん。まぁね」