「ようやく気付きましたか。コードネーム“へなちょこ”様」


女は太ももに置いたグレーのノートパソコンの画面を見ながら、私のコードネームを呼んだ。

そう、つまりパソコンの下には太ももがある。

見る限り、足は決して細くない。

だが、太すぎない。

太そうで太くない、ちょっと太い太もも。

そんなところだ。

そしてそれは、私の好みの太さでもある。


さらに驚くべきことにグレーのスーツのスカートはやや短めで、膝より上まで生足が見えている。

そう、生足なのだ。

通常、スーツの下にはストッキングを履くものだ。

それなのに生足だというのは、イケナイモノを見ているようで一部の“スーツから伸びる生足フェチ”の男には興奮を呼び起こすウヒョオオ!


……イケナイ。
私としたことが取り乱してしまった。

“慌てる場面ほど冷静に”。

それが私のモットーであり、信条だ。


これはちなみにだが、本来見えているモノが見えないというのも興奮を呼び起こす。

つまり、普段は生足の女子高生が黒いストッキングを履いているのも素晴らしい。

これは是非とも推奨していきたい。