―そんなに、僕が嫌ですか?菜乃…。



苦しい………。




「どうせ、僕のこと忘れれるようにするつもりだったのに」




「…え?」



意味が分かっていない菜乃に、言葉を付け足す。






「僕、この家を出ます」


もう、一緒にいられないんだ。