それから…抱きしめて、


「貴女が大好きなんです…」


僕はそう言い、無理矢理唇を重ねた。


酔った勢いもあり、我慢出来なかった。




兄から、無理矢理キスされているのに



菜乃は抵抗しなかった。

だけど、泣きそうな顔をしていた。

それが、また

切なかったんだ。