「よくやるよねー。」

「ホントっ!いやらしい下心ばっかりだよねっ。」

「赤松の次は涼風なんてっ!」

「top1涼風とtop2赤松じゃんっ!」

へー!

どおりでイケメンだと思った。

モテるんだなぁー。

だったらなおさら私といたらダメじゃん。

大半の男子と女子全員が私を避けるのに。


昼休みになっても

私の席にしゃべりに来てくれた。

不思議。

私といたらダメってわかってるのに

それが言えないほど楽しい。優しい。

でもいけない!

「あの…私といたら嫌われちゃうよ?」

「は?」

「いや…なんか悪口言われてるし…。」

「俺が誰と居ようが俺の勝手じゃん。

それに俺、人の悪口言う人

嫌いだから!」

梨菜ちゃん達がビクッとした。

ワザとおっきい声を出したんだ。

「!!」

「ってことだから友達!」

「…うん!」

「なぁ…俺も友達だぜ?」

「赤松…!」

「だから俺も一緒にいたい!」

「お前も友達だ!」


なんだかすっごいうれしい。

涼風のおかげで私、一人じゃない!