「あの…、なに?はやくしてほしいんだけど…。」

「えっと…俺、鈴木のことが…好きだっ!」

「!!?」

「入学式の時からかわいーなって思ってたんだっ!

付き合って下さい。」

「…ごめん。私恋に興味ないんだ。

でも友達でいてね。今まで通りにしてね。」

「わかったよ…。ありがとな。」



私は内心とてつもなく焦った。

初めて人から好かれたことはうれしいけど

相手が親友の好きな人だなんて…。

焦りながら教室のドアを開けた。

「玲奈ー!」

「!?」

梨菜ちゃんが抱きついてきた。

「どこいってたのよー!?探したんだよ!」

「ごめん。職員室に提出物出しに行ってたW」

「言ってくれたらついて行くのに…。」

「いやぁーすぐだし、大丈夫だったからW」

「次は誘ってよねW」

安心した。

誰かに見られてて、梨菜ちゃんにバレてたらって

不安だったから…。

よかった。