とりあえず彼女らを適当にあしらい上履きに履きかえて三階を目指す。


 そういえば私、アイツに呼ばれるのはそんなに嫌じゃない。
 ただ、間違ってるけど。

 階段を一段飛ばしに歩く間に考えた。

 なんか、友情じゃん。
 男女の友情。
 私は有りだと思う。


「何ニヤニヤしてんの?」
「ん?」