「メグ・・・」

あたしらの目の前には、怒りの表情をした
ショートカットで、
どこかのお嬢様ってカンジの
キレイな子だった。

「この子は誰って聞いてるの!!
 あたしのコト無視して、この子だけかまってるなんて許さないからっ!」
「メグー・・・ゴメンっ
 今日はちょっと用事で、この子と一緒だから、
 俺のヘルプの人で勘弁して?」
「いや!!あたしはコータ以外の人にお金払いたくないのっ!
 あたしとこの子、どっちが大事なのさっ!」


 
「そりゃぁメグだよっ!!」


その言葉を聞いた瞬間、
あたしの足は走り出して、
気づいたら店の外に出てた。