「お待たせ致しました。本日の一品は、『鯉のコンフィ‐季節の野菜を添えて、気分一新伊予柑ソース‐』ございます。どうぞお召し上がり下さい。」


「…補足して料理の説明をさせて頂きます。」

「コンフィとは低温の油でじっくり煮揚げる調理法でございます。鯉を揚げる=恋の運気を上げる、また野菜はカブでございますから株をあげるに繋がります。そしてソースに使用した伊予柑はいい予感がするという事で、願いを込め僭越ながらこの料理を作らせて頂きました。」


「おや、泣いておられるのですか?…辛かったでしょう?今はゆっくりなさって下さい…ちなみにこの建物、お客様が望んだ瞬間よりレストランからオーベルジュへと変化致します。何でしたら私が慰め致しましょうか…」

「心と体の隙間をお埋め致しますが…?」

「うふふ、結構でございますか…いえ、ほんの冗談でございますから…それではどうぞごゆっくり…」



ポコチャカポコチャカパラランラン。ポコチャカポコチャカシタゴコロ…。


本日の逸品

「鯉のアゲ♂プレート、伊予柑でイイ予感?」