しばらく立ち尽くしていたわたしは我に返り、唾を飲み込むと教室のドアに手をかけた。

(大丈夫だよね…)

ガラガラッ

中に入るとワイワイ騒いでいるクラスメートたちがいた。

(もぅグループできてるじゃん!?)

『ハァー』

ため息をつくと自分の席をさがしすわった。

(もぅ無理…帰りたいよ…)

すごく不安な気持ちになって憂鬱になってきた。
『大丈夫?』

1人の可愛らしい女の子が話かけてきた。

『へっ?』

びっくりしてマヌケな声がでてしまった。

『フフフッ』

彼女は可愛らしく笑った
(やっちゃったー)

『私 神田 美穂(かんだ みほ)ってゆうの。よろしくね』

っといってまた笑った。
『よ、よろしく。私は中本 雅』

私も笑顔で返した。