「ほら、行こう」

玲くんは傘を開いて歩いていく

「ちょ、待って〜」

私は走って玲くんの傘の中に入った

傘の中は雰囲気が周りと違っていて、どこか安心した

***
「そういえば」

しばらく歩いて、玲くんが口を開いた

「佐原、勘違いしてる」

「勘違い??」