「え?」

「その、家の方向逆だから…」

「大丈夫だよ。用事があるわけじゃないから」

玲くんは優しく笑って、私の頭に手を置いた

手!玲くんの手が、私の頭に〜!!

暖かい手が髪を撫でた

「髪、結んでないんだ」

玲くんが呟いた

「へ?」

あ!結んでないの忘れてた…