玲くんの口が開く。

目をギュッと閉じて、構えてしまう。

「明日、放課後に返事する。」

…意外な返事だった。

「あ、うん分かった!
じゃあまた明日。」

あまりに意外過ぎて…
話、終わらせちゃった…。

「あぁ。じゃーな。」

玲くんは優しく笑って、教室に戻っていった。

「美穂!どうだった??」

タイミング良く、智美ちゃんが声をかけてくれた。