「ん?普通だったよ。」

「普通ってどんな感じ?」

「楽しく話しながら…
ちょっとラブラブしながら?」

智美ちゃんはニヤリと笑う。

ラブラブ、か…。

「どんな風にラブラブ?」

「それは自分で考えなさい!」

おでこにデコピンをくらった。

「…あい。」

難しいなぁ…。

先に昇降口に向かう智美ちゃんの背中を追いかけた。