私のものになったんだ、剛。 ふふふ と笑みが零れる。 剛の血で染まる自分。 こんなにうれしいことは無い。 息も絶え絶えの剛は、私を求めてくれる。 狂おしい程愛しい剛の血に包まれて居る。 「 剛、愛してる? 」 血まみれの手で、剛の頬を撫でる。 あれ。 動かなくなっちゃった。 冷たくなった、剛。 最後の誓いもきちんと果たすからね。 一人になんかしないからね。 _