次の日から私は
宇佐木さんから
雑用を頼まれるようになった。

「はい今日の宿題
やっておいてよね!」

「・・・うん」

私は「嫌だ」と言えなかった。

彼女の父親は社長で
母親はその秘書。

そう私はここで
NOと言えない状態である。

この町にいられなくなるから・・・。