「違うの!湯川くんのことはかっこいいと思うよ?っていうかホントは好きなんだよ?だけど湯川くんは学年一モテる訳だし、頭にはサッカーしかないんでしょ!?叶うわけないんだから関わることでこの気持ちがこれ以上大きくならない様に自制したいの!!」


言っている内にぐるぐるとして段々体が熱くなってくる。

「菜穂落ち着いて…ってか顔、真っ赤…!大丈夫!?」
蘭ちゃんの声に交じって、あの低めで、でも凄く透き通った声が聴こえたような気がした

その瞬間私は意識を無くした
「お、おい!咲多!?」